愛知県東海市介護事故    人工透析の父について

昨日は、父の見舞いに名古屋の病院へ行ってきました。

自宅から車で片道1時間ほどです。

火・木・土曜日は人工透析があるので、いつも見舞いは月・水・金曜日です。

父は、炎症反応があるらしく 抗生物質の点滴をしているようでした。

            

昨日は、病院のロビーで 嬉しい人に出会えました。

人工透析歴44年の方です、とても御元気そうで こちらまで元気をもらえました。

私の父は、人工透析歴42年 今年の12月で丸43年になります。

私が物心がつく頃から人工透析をしていましたので、違和感がないでしたね。

40年以上前の人工透析機械は、輸入で2000万円ほどしたそうです。

しかも効率は現在のものより比較にならないほど悪いものでした。

透析時間も現在は4時間ほどですが、当時は倍の8〜10時間ほど掛かりました。

私の父は、30代から透析を始め 昼間働きながら 夜に人工透析をしていましたね。

父は特に食事制限・水分制限に厳しい人でした。

今の世間では、熱中症対策で水分補給を訴えていますが、

透析患者には水分管理は大変なのです。

飲みたくても飲めないのです。

      

最近は、透析患者が増えています。私の父の通うクリニックでもベットが足りず増床しました。

よくあるパターンが糖尿病からくる合併症です。

皆さんも気をつけてくださいね。
 

こんな私ですから、新人の看護士さんより人工透析については詳しいです。

ダイアライザー・シャント・アミロイド・ワーファリン その他いろいろな知識を なぜか知っています。
 

そんな長年人工透析をやってきた父ですから、加齢と共に体が弱ってきました。

去年の初めまでは、私が自分で車でクリニックへ送迎していました。

しかし父をベットや車から車椅子に移す時に、ぎっくり腰を4回経験しました。

最後の4度目のぎっくり腰は最悪でした。

コルセットはしていたのですが、腰から「ボキッ!」という音がして もうダメだと思いました。

それ以来、これでは父が犠牲になりかねないと判断しました。

人工透析を40年以上やっている父を一緒に転倒でもさせたら最後だと判断しました。

それで去年の初めに、今回事故を起こした専門の介護サービスに送迎を依頼したのでした。

しかし その年の8月に今回の事故が起きたのです。

あってはならない事故なのです。

私が無理にでも介護していれば・・・と思うと とても悔しいです。